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7-(1) 傾聴の意義
(1)傾聴の意味。⇒クライエントの話をじっくり共感的に聴くこと(カウンセリングの基本。)
○2種類の相談がある。
 1.明確な答えがあり、必要な情報を与えることで解決できること。
 2.明確な答えが無く、自分でもどうしていいのか分からない心理的な問題。
 (その人が自分自身の考えや可能性に気づき、自分自身で納得いく結論に達するまで付き合う。)。
○人間観。
・自己成長力と自己実現傾向を持っている。
 →自分の力で成長したり、悩みを解決する能力を持ち、自分の可能性を自律的に実現していこうとする傾向。
・クライエントのことを知っているのは、クライエント自身。
 →カウンセラーがじっくりと話を聴き、鏡となってクライエントの気持ちや考えを反映。
 →クライエントは自分自身を見つめなおし、自分の問題を整理し、成長する方向へ起動。
○共感的理解。
 ・クライエントのものの見方、感じ方、考え方を理解することが重要。
○信頼関係構築。
 ・カウンセラーの積極的傾聴によって、評価せずに受け入れてくれるという安全な雰囲気を感じるときに本音の交流ができ、信頼関係が構築される。
○傾聴の機能。
・抱える機能:クライエントを受け入れ、見守る。
・揺さぶる機能:クライエントの問題や悩みを意識化させる。→新しい可能性の発現。
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(2)傾聴の基本的態度。

(1)カウンセラーの3つの基本的態度の条件。
1.自己一致:自分自身の感情を、素直に純粋に受け入れること。
2.無条件の肯定的配慮:相手を独自の存在として尊敬する態度。
3.共感的理解:相手の主観的な見方、感じ方、考え方をその人のように理解すること。
(クライエントがどのような基準で物事を見ているか、何を言いたいのかを理解する)。

(2)傾聴の8つの留意事項。
・傾聴は心構え。
・クライエントが話す事柄よりも背後の感情に焦点。
・カウンセラーの価値化判断は保留。
・早急な答えを出さない。価値観を押し付けない。
・「無知の姿勢」「教えてもらう姿勢」でじっくり聞こうとする心構え。
・クライエントの言ったことを正しく理解しているかを確認する。
※クライエントの言葉を繰り返したり、自分が感じたとおりの言葉で言い表してみる。
※クライエントが納得したときには安心感を与える。
・相手の言葉だけでなく、非言語的な態度にも目を配る。
・自分の状態に気づく→クライエントの感情への巻き込みに落着いて対応が出来る。

(3)傾聴の効果。
・クライエントの内面的な変化や人間の正当に効果的。
1.信頼関係の構築。
2.クライエントの自己理解の促進。
3.カタルシス効果の促進。→クライエントにゆとりと自己開示をもたらす。
4.自己理解の促進と変容への展開。
| れいこ | 07. 傾聴の意義と技法 | 15:13 | - | - |
7-(2) 傾聴の技法
(1)傾聴の8つの技法。
1.かかわり行動 2.簡単受容 3.場面構成 4.事柄への応答 5.感情への応答 6.意味への応答 7.要約 8.質問。

1.かかわり行動:Clの話を聴くときのCoの身体的動作。共にあることの動作表示。
※視線−自然な視線でなるべくそらさない。
※姿勢−リラックスしてやや前傾でゆったりした身振り。
※言葉−温かい表現。自分の声の調子に気づく。ありのまま受け止める。さえぎらない。

2.簡単受容:「うなずき」「あいづち」「繰り返し」。

3.場面構成:カウンセリング関係の理解の促進。ラポール作りの機能。
※下記事項を簡潔明瞭に必要に応じて行い、治療成功の確約や、出来ないことを安請合いしてはならない。
・面接日時や場所の設定。
・面接時間の制限。
・Coの役割。
・Clの役割。
・守秘義務。
・カウンセリングの継続期間。
・相談費用。

4.事柄への応答:「内容の再陳述」「繰り返し」「言い換え」。
※方法。
・キーポイントを押さえて正確、簡潔に伝え返す。
 →Coが話の内容を理解していることを伝え、Coの理解を確認。
 →Clの考えを整理、具体化するのを助ける。
 →CoとClの関係が発展。
※留意事項。
・Coが内容の意味を変えたり、評価、否定せず受容する。
・Clが本当に言いたいことは何かに注意を集中する。

5.感情への応答:Clの感情的な表現を注意深く聞き取り伝え返す技法。
※方法。
・Clの内的世界をCoが理解していることを示す。
・Clが表現している及び表現していない感情を感じ取る。
・Clの姿勢や表情おおび話の伝え方などで、表現していることを感じ取る。
・自分がClの立場におき、感じ方に気づいてみる。
・Clが体験している感情を明確に伝え返す。
※留意事項。
・Clの感情としてそのまま受容する。
・Clの今ここでの感情として受け取る。
・Clの複雑あるいは矛盾した勘定を受け取り、それらの結びつきを捕らえて伝える。
・機械的なオウム返しを続けない。

6.意味への応答:事柄と感情の結びつきをCoが理解して伝え返すこと。
※Clの話の事柄と感情の結びつきを理解してClに伝え返す。
 →深いところまでClを理解していることを示す。
※方法。
・事柄への応答のとき、感情への応答を結びつける。
・感情への応答のとき、その感情と関連する経験・状況・理由など事柄と関連透ける。
・Clの立場になって、その感情や話を理解する。
※留意事項:応答が冗長にならないよう簡潔にまとめる。

7.要約:話の段落や終わりに、Clの話の趣旨をまとめて伝え返すこと。
※Clが考えをまとめたり、見直すのを援助し、Clが自分のテーマを深く探索するのを促進する。
※方法。
・話のキーポイントを押さえて統計だてて統合し、正確かつ簡潔に要約。
・事柄と感情を関連付けて要約。
・Clが本当に言いたいことは何かに注意を集中する。
※留意事項。
・機械的にまとめない。
・話が冗長にならないよう注意。
※要約のタイミング。
・話が長く、とり止めが無く混乱しているとき。
・方向付けと一貫性を与える必要があるとき。
・次の段階に移行させたいとき。
・セッションの終わりのまとめ。
・継続セッションの初めに、前回の面接を簡潔に要約。

8.質問。
・Clが問題を正確に掘り下げるのを援助。
・事柄や感情への応答を行う前の確認。
・Clの話題を展開する方向付け。
・CoがClに関心を持っていることの明示。
・Clが自分の感情をより深く理解するのをたすける。
※方法。
・開かれた質問:Clが自由に回答できる質問。
・閉ざされた質問:「はい」「いいえ」や、単純な事実でこたえられる質問。
(Coの情報収集のために行われる傾向がある)。
※留意点。
・初期の段階はClが話題にしていることを尋ねる。
・追求や誘導は慎む。
・Coの興味本位にならない。
・周辺の事実に目を奪われない。
| れいこ | 07. 傾聴の意義と技法 | 12:47 | - | - |
7-(3) カウンセリングのプロセスと傾聴
(1)カウンセリングのプロセス。
・カウンセリング活動は、CoとClが接触したときに始まり、その目的が達成されたときに終わる一つのプロセス。
・カウンセリングは、達成すべき具体的な目標を明確に持っていること。
・カウンセリングは、目標に向かって、発展的かつ継続的に前進するという体系的な方向性を持っていること。
・カウンセリングは、目標に向かってコントロールされた一連の活動。
・プロセスモデルは、援助過程のロードマップであり、Coがいまプロセスのどの段階にいるのかを見極めながら次になすべきことを知って進めることに役立つ。

(2)カウンセリングプロセスの各段階。
・第一段階:リレーションづくり(信頼関係の形成)。
 ※Co→傾聴の技法・態度で対応。
 ※Cl→安心して何でも語れる。
・第2段階:Clの問題の把握(自己責任の自覚)。
 ※Co→要約・質問・自己開示等で効果的に対応。
 ※Cl→問題にClがどのように関わっているかに気づき、その解決に主体的に行動する意思を持つ。
・第3段階:目標の設定(意思決定)。
 ※Co→支持・自己開示・情報提供・助言等。
 ※Cl→「どこにいきたいのか」明確に確認し、新たな展望が持てるようになる。
・第4段階:目標の達成(方策の実行)。
 ※Co→支持・フィードバック等でClの活動の促進。必要に応じてフォローアップ。
 ※Cl→具体的な方策を立てて実行・評価。カウンセリングの終結に付いて検討。
| れいこ | 07. 傾聴の意義と技法 | 13:55 | - | - |