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6-(1) カウンセリングの理論とは
■カウンセリングの理論と機能。
(1)カウンセリング理論とは:カウンセリングの原理・概念などについて説明する理論体系。
(2)機能:事象や問題の把握と援助の実践。
(3)有効性:5つ。
(4)視点:人間観、パーソナリティ論、病理論、目標、カウンセリング関係。
===============================
■カウンセリングの理論と機能。
(1)カウンセリング理論とは。
クライエントの問題行動はなぜ起こるのか、カウンセリングによってなぜクライエントは変容するのか、カウンセリングとは何を援助する働きか、といったカウンセリングの原理・概念などについて説明する理論体系。
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(2)カウンセリング理論の機能。
・事象や問題の把握(解釈)の助けと、援助の実践(整理や見通し)に機能する。
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(3)カウンセリング理論の有効性。
1.出来事を客観的に見る基本的視点の提供。
2.さまざまな出来事を共通した枠組みで理解。
3.これから起こる出来事や行っている活動の結果の予測。
4.今、体験している事柄の説明。
5.体験の反復、再現。
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(4)カウンセリング理論の視点。
 ・人間観:人間とは何か。人間をどう見るか。
 ・パーソナリティ論:パーソナリティ論とは何か。それは、どのように形成されるか。
 ・病理論:問題行動はどうして起こるのか。援助の目的は何か。発生の機制は何か。
 ・目標:「治る」とは何か。健常とは何か。援助の目的は何か。どういう技法を使うのか。
 ・カウンセリング関係:目標達成のためのカウンセラーとクライエントとの人間関係及びそれぞれの役割。
| れいこ | 06. カウンセリングの理論 | 23:59 | - | - |
6-(2) カウンセリングの主要理論
■カウンセリングの主要理論。
(1)精神分析療法:1900年フロイト
●快楽原則●心の構造論(局所論(無意識の発見)、構造論)●リビドー発達理論(親子関係重視、5つの発達段階、固着)●無意識の中への抑圧●心的葛藤と無意識の意識化●自由連想法と夢分析(抵抗分析、転移分析、解釈と洞察、徹底操作)●治療同盟と作業同盟●協力展開と中立で受容的、逆転移の気づき●教育分析と自己分析。
意識3局
理事長構造論(リイ自超構造論)
ここ男の先生(口肛男の潜性)
分析抵転街道(分析抵転解洞)
フロ治し作り同盟(フロ治作同盟)
(2)行動療法
●レスポンデント条件づけ(古典的条件づけ)とパブロフの犬●オペラント条件づけ(道具的条件づけ)とソーンダイクの猫とスキナーのねずみ●正の強化(罰)と負の強化(罰)●白紙と後天的な条件づけ●刺激と反応●不適切な学習と適切行動の未学習●系統的脱感作法とウォルピ●主張訓練法(アサーショントレーニング)と、嫌悪療法と、情動心像法●シェーピング法(積極的刺激法)とトークンエコノミー法●認知構造と理論とモデリング法
パドッグレース(パブロフの犬レス)
オペラ大好き(オペラント ソーンダイク スキナー)
慶州嫌情れす(系主嫌情レス)
オペラに投資(オペラトーシ)
(3)来談者中心療法
●ロジャーズの自己理論●自己概念と現象学的理解(心的事実)●非支持的方法●簡単受容、内容の再陳述、感情の反射、明確化●1951来談者中心療法●1960パーソンセンタードアプローチと非構成的エンカウンターグループ(ベーシックエンカウンター)●自律性と自己実現と自己成長力と変化●自己一致と自己不一致●リレーション●必要十分条件(心理的接触、不一致、一致・統合、無条件の肯定的配慮(受容)、共感的理解)●積極的傾聴(簡単受容、内容の再陳述、感情の反射、明確化)
来路地現象(来ロ自現象)
日本知る必要十分条件は、皇居理解で心富士(肯共理解伝心不一致)
傾聴棚亀(傾聴単内感明)
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(1)精神分析療法。
●創始者:1900年フロイト(Freud)→(他の諸理論に大きな影響)。
●人間観:動物的で、快楽原則に支配されている。
    :生育暦に左右される過去の産物(決定論、因果論)。
●パーソナリティ論:(1)心の構造理論(2)リビドー発達理論。
(1)心の構造理論:1.局所論、2.構造論。
  1.局所論→人間の心は「意識(今、気づいている)」。
            「無意識(抑圧により無意識)」。
            「前意識(努力による意識化)」の3層から成る。

  2.構造論→心的エネルギー(リビドー)は、「自我」「イド(エス)」「超自我」
       の3つを動かしているという理論。  
   ・自我:イド、超自我、現実との間で「現実原則」に従って調整するもの。
   ・イド(エス):イド(ラテン語)、エス(ドイツ語)。
         :快楽原則に支配された無意識的な非論理・非現実的なもの。
   ・超自我:良心や道徳的禁止機能を果たすもの。
        (良心からのしつけ等の取り入れ)。

(2)リビドー発達理論。
・心理的問題発生の源を、親子関係重視として作った理論。
・リビドー(性のエネルギー)が発達の時期に対応した体の各部分で満足させられることで健全なパーソナリティは発達する。満たされなかった場合は固着が生じ、成人になってもそれを満たそうとするパーソナリティが残り、独自の性格を持つ。
  
〜移行順〜
1.口唇期(生後〜1歳半):依存的で受動的な性格特徴の形成と深い関係。
2.肛門期(〜3歳):几帳面、頑固、倹約といった性格特徴の形成と深い関係。
3.男根期(〜5,6歳):異性への関心、エディプスコンプレックス(異性の親へ
          の性愛的愛着、同性の親への憎しみ)→性器快感の抑圧。
4.潜伏期(〜12歳):安定した時期→社会的規範の学習や知的活動に専念の時期。
5.性器期(〜20歳):異性愛へと移行・発達。
●病理論。
・過去の体験や欲望が無意識の中へ抑圧された未発散や蓄積(防衛機制)の状態。
●目標。
・内的生活史の治療と再理解→心的葛藤、無意識の意識化。
・抑圧されていた感情体験の解放(カタルシス効果)、自分の無意識に気づく(洞察)。
・無意識を探る方法:自由連想法、夢分析。
・3つの分析方法。
  :抵抗分析→抵抗の原因を分析し、抑圧や防衛機制のあり方を明確化。
   (抵抗:思い出したくないことの現れ)
  :転移分析→転移感情を分析し、患者の幼児期の親子関係の明確化の
        手がかりを入手。
        (感情転移:主に両親に対する未解決の感情や願望)
  :解釈→治療者の解釈を患者が受け容れると、意識化(洞察)によって
      症状は消失。
      ・解釈:患者の不合理な抑圧や防衛機制の意味を明確化し、患者に
          説明すること。
      ・洞察:無意識に気づくこと。
      ・解釈と洞察を何度も繰り返す過程→徹底操作。
●カウンセリング関係→「治療同盟」または「作業同盟」。
・治療者と患者との治療契約の上で開始し、協力展開すること。
・治療者:中立、受容的な態度、逆転移の気づき、教育分析や自己分析を行う。
・患者:自由連想によって正直に治療者に口述、治療契約から逸脱した行動化(アクティング・アウト)の禁止。
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(2)行動療法:レスポンデント条件づけ、オペラント条件づけ。
●人間の行動は後天的な学習によって獲得されるという学習理論が基礎。
(1)レスポンデント条件づけ:古典的条件づけ。S→R。
 (response:反応 stimulus:環境・刺激)。
・犬を使ったパブロフの実験。
・本来無関係な条件刺激(ベル)を、無条件刺激(エサ)と結びつけて
 条件反射(唾液分泌)を発生。
・行動療法への活用→不安や恐怖は古典的条件づけで形成されることが多ので、逆古典的条件づけで制止できる。(逆条件づけ)。

(2)オペラント条件づけ:道具的条件づけ。R→S。
・猫を使ったソーンダイクの実験 & ねずみを使ったスキナーの実験。
・自発的行動(オペラント行動)に、なんらかの結果を伴うことで行動の頻度を
 変える手続きがオペラント条件づけ。
・行動療法への活用→強化、罰、消去。
 強化:ある反応や行動に刺激を与えること。
 正の強化:刺激を与えると行動の頻度が増加すること。(正の強化子)。
 負の強化:刺激を取り去ると行動の頻度が増加すること。(負の強化子)。
●人間観:人間は白紙の状態で誕生。人は後天的な条件づけしだい。
●パーソナリティー論:刺激と反応の連合(習慣の集まり)、習慣的な反応体系。(後天的な学習により、行動・パーソナリティが変容する)。
●病理論:不適切な行動は不適切な行動を学習した結果か、適切な行動の未学習。
 ・不安や恐怖→古典的条件づけで説明。
 ・強迫症状(苦痛な状態)→オペラント条件づけで説明。
 (たまたま何かを行ったら(R)、苦痛が和らいだという報酬を得た(S))
●目標:不適応行動自体の刺激と反応の適切な結びつきの学習による変容・修正。
●カウンセリング関係。
・カウンセラー:クライエントの不適応行動・症状を行動理論によって分析し、
 治療計画を立案。
・クライエント:カウンセラーから与えられた課題に取り組む。
●技法:レスポンデント条件づけ法、オペラント条件づけ法、認知理論法。
(1)レスポンデント条件づけに基づく技法。
・系統的脱感作法:不安や恐怖の低い場面から順次それを逆制止する反応を学習。
 (脱感作とは、感じなくさせるという意味)
・主張訓練法(アサーショントレーニング):対人場面で自分も相手も大切にする自己表現をする訓練(ロールプレイで練習)。
・嫌悪療法:あえて嫌悪刺激を用いて不適応行動を抑制。
・情動心像法:イメージによって克服して行く方法。
(2)オペラント条件づけに基づく技法。
・シェーピング法(積極的刺激法)。
  一定の目標に至るまでの行動や反応を階段的に学習・評価し、
  目標行動を獲得させることで新しい適応行動つくる。
・トークンエコノミー法。
  一定の課題を正しく遂行できたとき、トークン(代用貨幣)を与え、
  トークンが一定の数に達すれば何らかの報酬と交換し、行動を
  強化する方法。
(3)認知技法。
・認知構造:ものの見方や考え方など、環境を認識する枠組み。
・認知理論:学習は環境に対する認知構造の変容と考える。
・モデリング法:バンディーラ「社会的学習理論」
 →他人の行動の観察や模範による新しい行動様式の獲得や、
  反応パターンの変容。
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(3)来談者中心療法:ロジャーズの自己理論をベースにした療法
・カウンセリングと心理療法を同じ意味に用いた。
●自己理論。
・個人のパーソナリティを外から眺めるのではなく、内側から本人が見ているように捕らえることが重要。
・人間の行動を規定しているのは、本人が自分自身をどう見ているかという自己概念。
・客観的事実よりも、本人がそれをどう受け取っているか、本人にとっての心的事実を受け止めることが重要→現象学的理解。
●非支持的方法を提唱。
・ランクやタフトの影響。
・助言や支持の伝統的カウンセリングを、指示的療法として批判。
・1951年「来談者中心療法」を提唱し、カウンセラーの人間観と態度を強調。
・非支持的方法:簡単受容、内容の再陳述、感情の反射、明確化などの技法を重視。
・1960年代「パーソンセンタードアプローチ(PCA)」。
  :実存主義的立場で人間の個別性、独自性を重視。
  :積極的な対人関係を深めようとする考え。
・PCAに基づいてエンカウンターグループ(EG)を実践。→本音の交流。
 (1960年代の実存主義(ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント)を基調)
  :非構成的(BEG(べシック・エンカウンター・グループ))。
   →ロジャーズの流れ。
   →ねらい:今ここの主体的・内面的な交流と相互作用(成長と人格変容)。
   →方法:エクササイズなし
   →日本では:鼻瀬稔・直子によって導入。
  :構成的(SGE(ストラクタード・グループ・エンカウンター))。
   →パールズの流れ。
   →ねらい:心と心のふれあい。
   →方法:エクササイズの中で進める。
   →日本では:國分康孝が1978年発表。1981年著書「エンカウンター」。
●人間観:自律性、自己実現への傾向や自己成長力を人は内在。
「人は基本的にはポジティブな方向へ、建設的な自己実現の方向へ進んで行く存在である」
「最も良い状態での『生きること』は、その中では何一つ固定されることのない、流れるような変化して行くプロセスだ」
●パーソナリティ論。
・人間は自ら成長し、自己実現しようとする力を保有。
・本人が自分をどう見るかという自己概念が行動の核。
※自己概念:幼少期における親などの評価を基盤にし、経験を取り入れて形成。
(一度形成された自己概念はくずされまいとする→防衛)
●病理論:自己不一致(自己概念と経験のずれ)が問題行動の原因。
・自己概念と一致しない経験→経験の無視や受け入れられない経験。
・経験と一致しない自己概念→未経験の思い込みや、そうあるべきと決め付け。
・自己不一致状態→自分の本当の経験に対する嫌悪や拒否による不安・緊張。
●目標:自己一致(感情と行動が一致し、矛盾がない状態、純粋な状態)。
・機能する人間、開かれた人間。
●カウンセリング関係:リレーション(人間関係)がクライエントの変容を促進。
・クライエントの自己実現傾向を自身が発揮できるように援助する。
・クライエントの自己洞察(気づき)、自己受容、自己決定を共感的受容する。
・クライエントの「1957年パーソナリティ変化の必要にして十分な条件」。
(統合性の拡大、内的葛藤の現象、勢力の増大に向かって人の構造は変化する。)
 1.カウンセラーとクライエントとの心理的接触。
 2.クライエントは不一致の状態。
 3・カウンセラーは一致・統合。
 4.カウンセラーはクライエントに対して無条件の肯定的配慮(受容)を経験。
 5.カウンセラーはクライエントの内部照合枠で共感的にクライエントの内的世界を感じ取り、理解したことをクライエントに伝える。
 6.カウンセラーの4と5がクライエントに伝わっている。
●技法:積極的傾聴。
・単純な受容:「うなずき、あいづち」。相手の気持ちを受容する態度を表す。
・内容の再陳述:クライエントの話の内容をキーワードを含め正確かつ簡潔に伝え返す。
・感情の反射:クライエントが今ここで感じていることをそのまま受取り返す応答。
・明確化:クライエントの無意識化の感情をカウンセラーが言語化してみること。
| れいこ | 06. カウンセリングの理論 | 12:54 | - | - |
6-(3) その他のカウンセリング諸理論
■その他のカウンセリング諸理論。
(1)特性因子理論。
●心理テスト●職業指導分野●職業指導運動(パーソンズ)と教育測定運動(ソーンダイク、ターマン)●複数の性格特性因子を保有●不適切な組み合わせ●マッチング(適材適所)●協同作業。
特心の教職マッチング(特性、教育、職業、マッチング)
(2)認知行動療法。
●認知(物事の考え方や受取方)●行動療法と認知療法の統合●自らの世界をどう見るか●その人特有な認知活動と必要な学習の欠落結果●認知学習と自己制御(セルフコントロール)●教示的だが協同作業●認知反応スタイルと否定的自動思考●モデリング法、社会的スキル訓練法、自己コントロール法。
(3)論理療法。
●アルバート・エリス●非合理的な思い込み●不適切な感情反応●信念信条●非合理的信念(irrational Beliefs )●反論・説得(Disputing)●ABCDE理論。エ(ロイ)ス.(エリス、ロンリ、イラショナル)

(4)ゲシュタルト療法
1)パールズ●図と地の反転と硬化。●「まとまり(全体)」●どこに注意を向けるか(こだわり)。
2)身体内外で起こっていることへの気づき。
【人・パ】統合された存在●ホリスティックに理解●今ここで生き生き。
【病】新しいものの見方ができない●未完の行為。
【目】今ここの気づき●自己欲求の無意識的な点を意識化●あるがまま。
☆ゲシュパーズ今反転(ゲシュタルト、パールズ、今ここ、反転)

(5)交流分析。
●TAとバーン●相互交流●精神分析の口語版●気づきとストローク(愛情と信頼に基づく真実のふれあい)●PAC●構造分析、交流分析、脚本分析、ゲーム分析●自我状態とエゴグラム●やりとり●人生脚本●自分との契約の立会人
高校脚ゲーム(交流、構造、脚本、ゲーム)
交流でバーンと爆発
(6)実存分析。
●フランクルとロゴセラピー●ナチ収容所と「夜と霧」●意味(生きる意味)●責任性と倫理性●自己評価の可能性●かけがえのない存在●実存主義
実婦らナチ牢(実存、フラ、ナチ、ロゴ)
(7)現実療法。
●アメリカ精神科医グラッサー●現実と現在●基本的欲求の充足(愛情と自己価値観)●3つのR(現実性、責任性、善悪)
れーさん現実グラグラサー(R3、現実、グラッサー)
(8)短期療法。
●短期化・効率化●ブリーフセラピー(MRI)●解決志向短期療法(SFT)●解決志向アプローチ(BFTC)
短部解決(短期、ブリーフ、解決)
(9)森田療法。
●森田正馬●神経症の精神療法●森田神経質●精神交互作用●「あるがまま」と「生の欲求」
(10)内観(療)法。
●吉本伊信●浄土真宗「身調べ」●自分の歴史吟味●自己中心的な考えや不幸感へのとらわれの気づき
内観読み調べ(内観、吉本、身調べ)
(11)家族療法。
●家族システム●IP(Identified Patient)●一般システム理論●社会・家族・個人システム●生きた開放システム●円環的因果律(関係)
(12)自律訓練法。
●シュルツ●自己暗示で内的均衡●七つの公式言語●リラクセーション
自主暗示(自律、シュルツ、暗示)
===============================
(1)特性因子理論:パーソンズの理論から発展した理論。
・心理テストを用いたカウンセリングの基礎理論。
・職業指導運動と教育測定運動から職業指導の分野で発達→適材適所。
 ※職業指導運動。
  ・1908年パーソンズが職業局をボストンの市民厚生館に設け、
   職業カウンセリングを開始。カウンセラーと呼んだ。
   中心業務はマッチング(適材適所)。
 ※教育測定運動。
  ・ソーンダイク→「存在は量的に存在する」を発表。
   1914年「教育測定第1回大会」開催。
  ・(フランス)心理学者ビネーと医師シモン→知能検査の開発
   →1916年ターマンらが改正標準化し、知能指数(IQ)の概念が導入。
●人間観:人はそれぞれ相対的で優劣の因子を保有。
●パーソナリティ論。
・パーソナリティは、個人によって程度の異なる複数の性格特性因子からなる。
・複数の性格特性因子の組み合わせで個人差が出現。
●病理論:自分の特性に合わない職業の選択(不適切な組み合わせ)。
●目標:その人の能力・興味を明確化し、適材適所の実現。
●カウンセリング関係。
・カウンセラーは心理テスト等から得られた情報提示(問題点や特徴の明確化)。
・カウンセラーとクライエントの協同作業で検討(問題への対や・解決を協力して検討)。
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(2)認知行動療法。
・認知(考えや物事の受取り方)が行動に及ぼす影響に焦点。
・うつ、パニック障害、強迫障害に効果的。
・行動療法と認知療法の統合で誕生。
  ※行動療法:行動を問題とする。※認知療法:認知を問題とする。
●人間観・パーソナリティ論。
・自らの周辺の世界をどう見るかという認知が、思考や行動や感情に影響する。
●病理論。
・その人特有な認知活動によって学習された結果か、必要な学習の欠落の結果。
●目標。
・歪んだ認知を消去や修正によって変え、欠落した技能は新しい認知学習で習得し、思考・行動・感情を改善。
・クライエントによる症状の自己制御(セルフ・コントロール)。
●カウンセリング関係:教示的だが協同作業に配慮。
●援助過程:個人の新年や価値観などの認知反応スタイルに着眼
・否定的自動思考の発見と修正。
(A(Activaning evens)→B(irrational Beliefs)→C(Consequences)理論。)
※ABC理論の「B」を正して行動や感情を変容させる。
・モデリング法や社会的スキル訓練法、自己コントロール法を適用。
※否定的自動思考:自動的に悪く考えてしまう思考。
※社会的スキル訓練法:はっきりと自分の意思や考えを表示できる方法。
-------------------------------------------------------
(3)論理療法。
・創始者:アルバート・エリス(コロンビア大学)1955年ごろ。
・精神分析療法と行動主義的アプローチの統合。
・心的問題は、その人の非合理的な思い込みに基づく不適切な感情反応であり、この非合理的信念を変えようとする療法。
●人間観:人間はさまざまな信念を持って生きている。
●パーソナリティ論。
・信念信条が人間の感情・思考・行動を規定する。
・非合理的な信念(思い込み)は、後天的に身につけたものである。
●病理論:ある出来事を非合理的な信念で捕らえてネガティブに思ってしまう。
●目標:非合理的な信念を捨て、合理的な信念に訂正。
●カウンセリング関係:クライエントの非合理的な信念に積極的に焦点付けする。(反論・訂正)
●援助過程:ABCDE理論。
・A:出来事・体験(Activanting events)
・B:非合理的な信念(irrational Beliefs)
・C:結果(ア.感情=悩み→イ.穏やかな感情)(Consequences)
・D:反論・説得(Disputing)
・E:効果(Effects)
※心理的問題の発見⇒A→→B(irrational)→→C(ア)。
                   ↑↓
 iBに対する反論でrBの発見⇒DB(rational)→C(イ)。
-------------------------------------------------------
(4)ゲシュタルト療法。
・創始者:パールズ(「統合された人格」への変容)。
・ゲシュタルト心理学はウェルト・ハイマー1880〜1943。
 →知覚の領域では「まとまり(全体)」として知覚・認知される。
・「図と地の反転」:どこに注意を向けるか(こだわり)によって、
「図」と「地」の反転が発生。
・身体内外で起こっていることへの「気づき(awareness)」に着眼。
・感情や気づきを重視した体験的実習を行う療法
●人間観・パーソナリティ論。
・人間を統合された存在としてホリスティックに理解。
・精神的に健康な人は、現在に生き、過去や将来にとらわれず、図と地の反転が柔軟に展開できる。(今・ここで生き生きと行きている)
●病理論:図の形成が不能、図と地の関係硬化。
 →特定の見方、感じ方に固着し、別の感じ方、新しい見方が困難。
 →未完の行為。
●目標。
・気づきを通して「今、ここ」での自己欲求の何かが「図」として認識され、バランスの取れた統合性を回復。
・未完の行為の完結。
(今ここ=ゲシュタルト療法と来談者中心療法)。
●カウンセリング関係。
・言動の矛盾を把握しそこに関わり、抑圧されて意識されない点を意識化する援助。
●技法:気づきが促されるような技法やワーク。
・ホットシート、エンプティチェア、ファンタジー・トリップ、夢のワーク、ボディワークなど。
●参考:ゲシュタルトの祈り(パールズ)〜ゲシュタルト心理学より〜
「私は私のことをし、あなたはあなたのことをする。わたしはあなたの期待に応えるためにこの世に存在するのではない。あなたも私の期待に応えるためにこの世に存在するのではない。あなたはあなた。私も私。もし偶然、お互いが理解しあうなら、それはすばらしい。もしそうでないならば、それはそれでやむをえないことだ」
-------------------------------------------------------
(5)交流分析:TA(Transactional Analysis)。
・創始者:エリック・バーン(アメリカの精神科医(カナダ人))。
・自己分析法(反応しあっている人間相互の交流を分析すること)。
・精神分析の口語版。
●人間観。
・人間は本来、創造性、自発性、自律性を保有。
・気づきによって、感情、思考、行動を自分の責任として転換でき、他社との人間関係において、愛情と信頼に基づく真実のふれあい(ストローク)を回復できる。
●パーソナリティ論。
・人間は親(P)、大人(A)、子ども(C)という3つの心「自我状態」から成る。
・PとCが更に分かれた5つの自我状態。
※P→CP(Critical P:批判的な親)・NP(Nurturing P:養育的な親)。
※C→AC(Adapted Child:順応した子ども)・FC(Free Child:自由な子ども)。
●病理論:PACのバランスによって起こる不適応状態。
●援助過程と目標:4つの分析によって、他人とうまくいかない交流の改善。
・構造分析:自分の自我状態をエコグラム(デュセイ)等で把握・分析。
・交流分析:対人関係の具体的なやりとりを分析・理解。
・ゲーム分析:対人関係の中で、嫌な感情や非生産的な結果につながる特定の交流の仕方を理解し、脱却する方法を探索。
・脚本分析:幼児期に自分で決め、気づかないまま推し進めている(とらわれている)「人生脚本」を書き直し、自分の性格形成の過程を理解する。
●カウンセリング関係。
→治療契約。
 1・自分の感情、思考、行動にどんな問題があるか明確にさせる。
 2・自分のどこをどう変えたいかを明確に決断させる。
 ※カウンセラーはクライエントの自己分析、自己改造に関する「自分との契約」の立会人。
→親交(開かれたコミュニケーション)。
 ・病理論の背景には親交の欠如があるので親交の回復が目標。
 ・カウンセラーとクライエントとの間で自己一致し合い、一体感のある親交の関係を作ることが大前提。
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(6)実存分析:ロゴセラピー→実存主義。
・創始者:フランクル(ナチ収容所での生活を体験)。
・著書「夜と霧」。
・人間は意味を求め、その責任下で自由に選択し、生き方を決定する存在。
●人間観:自ら成長する力を備え、自分を変えていくことが可能。
●病理論:生きる意味が分からず、主体的自己決定権が不能。
●治療目的:一度しかない人生を行けるかけがえのない存在。
●技法:ロゴセラピー。
●カウンセラーの役割:クライエント自ら人生の意味を見出すのを援助。
-------------------------------------------------------
(7)現実療法:実存主義。
・創始者:アメリカの精神科医グラッサー。
・現実の満たされない重要な人間関係に焦点。
・現実・現在に焦点を当てる。
●パーソナリティ論:すべての行動は内側から動機付けられており、人間は基本的欲求(愛情、自己評価)を充足するよう行動。
●病理理論:愛もしくは自己評価が充足されないと精神的不適応を起こす。
●目標:責任ある行動・生き方をするようになること。
●カウンセラーの役割:3つのRの側面を重視し、シビアに現実を認識して行くよう援助。
※3つのR:現実性(reality)、責任性(responsibility)、善悪(right and wrong)。
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(8)短期療法:ブリーフセラピー→EAPで使われている。
・1980年代以降の治療の短期化・効率化の社会的要求に応答。
・MRI(Mental Research Institute):ブリーフセラピーの先駆け→ブリーフセラピーセンター発足。
・SFT(Solution Focused Therapy):解決志向短期療法→解決志向アプローチ(BFTC(Brief Family Therapy Center)が開発)。
・特徴。
 1.短い期間(回数・時間)で終結。
 2.クライエントのニーズに対して、十分な治療効果を得ること→・解決に焦点
 3.時間や費用・労力などの効果が見合っていること。など
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(9)森田療法:日本で生まれた療法→入院療法。
・創始者:1920年ごろ 森田正馬(まさたけ)。
・神経症に対する精神療法の技法。→4つの段階。
・不安神経症、心気症、強迫神経症など→をれらの気質を森田神経質と呼ぶ。
・目標:精神交互作用を打ち切り、「あるがままに」受容して本体持っている健康な力「正の欲望」を引き出す。
(精神交互作用:病気を気にすることによる悪循環)
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(10)内観(療)法:日本で生まれた療法。
・創始者:吉本伊信(奈良出身)。
・浄土真宗の「身調べ」から発祥。
・自分の歴史を徹底的に吟味し、率直さや謙虚さを取り戻し、自己中心的な考えや主観的な不幸感へのとらわれに気づく。
(11)家族療法:家族システム。
・クライエントの家族全体を視野に入れたカウンセリング。
・家族の相互作用のなかで症状を出した人を「IP」(Identified Patient)。
・家族全体のシステムとして捉える→治療対象は家族全体。家族療法の中心は一般システム理論。
・親の影響を直接受ける思春期までの児童の心の問題や、不適応行動を理解・治療する際に家族システム論の認識が重要。
※家族システム論⇒生きた開放システムであり、個人システム→家族システム→社会システムで構成される。
・円環的因果律(関係):原因⇔結果
現象は何かの原因であると同時に結果でもある。個人の変化は家族システム全体の変化であり、家族システム全体の変化は個人の変化をもたらす。⇔直接的因果関係(原因⇒結果)
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(12)自律訓練法:リラクセーション。
・創始者:シュルツ(ドイツの精神科医)1932年創案。
・自己暗示による内的均衡(ホメオスターシス)の維持。
・7つの公式言語。
 1.背景公式(安静練習)「気持ちが落ち着いている」。
 2.第一公式(重感練習)「両腕、両脚が重たい」。
 3.第二公式(温感練習)「両腕、両脚が温かい」。
 4.第三公式(心臓調整練習)「心臓が、静かに打っている」。
 5.第四公式(呼吸調整練習)「楽に息をしている」。
 6.第五公式(腹部温感練習)「お腹が温かい」。
 7.第六公式(額部涼感練習)「額が心地よく涼しい」。
| れいこ | 06. カウンセリングの理論 | 13:15 | - | - |