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9-(2) 心理テストの種類
・一般的な心理テストの分類
●能力検査:(知能検査、発達検査、適性検査、学力検査、その他)。
●性格(人格)検査:((1)質問紙法、(2)投影法、(3)作業検査法)
●産業カウンセラーとして習得するものは、教育訓練用と性格(人格)検査。
(1)質問紙法(チェックリスト法)→答えを○×で記入。
●YG/矢田部・ギルフォード(YーG)性格検査・アメリカのギルフォード矢田部達郎らが標準化・日常的な12のパーソナリティ測定・簡便で信頼性が高い→臨床、教育、産業で活用・検査結果のプロフィールで判定、準型、混合型に判定(A型(平均型)、B型(不安定積極型)、C型(安定消極型)、D型(安定積極型)、E型(不安定消極型))・情緒性の適応性因子群(CからCoまでの6尺度)、広義の向性(内向−外向)の因子群。
●CMI(コーネルメディカル・インデックス)→「はい」か「いいえ」の二者択一・コーネル大学のブロードマン考案・心身にわたる自覚症状の効率的な調査を目的とした健康調査票・身体的自覚症状と精神的自覚症状の質問項目・職場や学校などで精神保健管理に利用・適応可能対象者は14歳以上で内容が容易。
●VPI(職業興味検査)・アメリカの職業心理学者ホランドが開発・日本版は労働政策研究・研修機構によって発行・160の具体的な職業(名)、それぞれの職業に対する興味・関心の有無を回答・6つの「興味領域尺度」と、5つの心理的傾向(傾向尺度)を測定・職業ガイダンスや就職セミナーで、指導・教示のもと集団実施も可能。
●GHQ(The General Health Questionnaire)(精神健康調査票)・日本版GHQ精神健康調査票(28項目版、30項目版の短縮版)・精神的健康度の指標に、身体症状、不安と不眠、社会的活動障害、うつ状態に関する因子に対応する質問項目で構成・質問項目は読上げて答えてもらう簡便・容易・企業・学校・医療機関などで利用。
●SDS(うつ性自己評価尺度)・日本では、精神保健のためのスクーリングテストなどで利用・20の質問項目、憂うつ、不眠、食欲や将来の希望の有無、充実感など。
●EPPS(性格検査)・マレーの欲求−圧力理論に基づいて、アメリカのエドワーズが作成・15の特性の強さの程度を測定(達成、秩序、顕示、自律、親和、他社認知、救護、支配、無罰、養護など)・検査結果はパーセンタイルでプロフィール化され、欲求全体からの相対性が分かる。
●MMPI(ミネソタ多面人格目録)・日本では、MMPI新日本版・ミネソタ大学で開発された心理診断的機能を持つ人格目録・550の質問項目・妥当性尺度(4尺度):受験態度チェックが目的、と臨床尺度(10尺度):パーソナリティ特徴を査定。
●エコグラム・交流分析に基づいて、デュセイが開発(日本では:東大式エコグラムTEG)・5つの自我状態・5尺度の強弱を棒グラフや折れ線グラフで表示・自分自身に気づき、対人関係の歪みを知り、修正する手がかりを把握。
(2)投影法(プロジェクティブ・テスト(テクニック)、投映法)。
●漠然とした刺激を提示して自由に反応や答えを促し、パーソナリティや内的葛藤などを分析、把握・判定は専門的な知識と技術が必要。
※SCT(文章完成法テスト)・未完成の文章を提示し、自由に連想したことを記入して文章を完成させ、特性を知る心理検査・「私を不安にするのは」「もし私の父が」「私の職場では」など・現在の問題や将来の目標に触れる刺激文で、心的、環境的状況を幅広く把握する意図・言語使用のため、文章を完成できる能力のあるものにしか使用できない。・パーソナリティや願望、葛藤、環境、対人関係などを把握。
※PFスタディ(絵画−欲求不満検査)・ローゼンツヴァイクが開発・欲求不満に対する反応からパーソナリティを類型的に把握・24の欲求不満場面の絵を見て言葉を書き込み、その反応で人格の傾向を明確化。
※TAT(絵画・主題統覚検査)・アメリカのマレーとモーガンが開発・ある場面・情景を描いた絵に対して作られる空想的な物語の内容で人格の特徴を明確化・作られた物語の主人公に同一視する被検査者の欲求や感情、コンプレックスや葛藤を明確化・児童版:CAT−H(幼児・児童絵画統覚検査)・高年版:SAT(高年者絵画統覚検査)。
※ロールシャッハ・テスト・スイスの精神科医ロールシャッハが創案・左右対称の模様(インクのシミ)の連想から、パーソナリティを分析把握する検査・10枚の図版(5枚は無色彩、5枚は有色彩)。
※バウムテスト(空間図式)・スイスのコッホが考案・画用紙に樹木を書かせる性格検査。・実施法が簡単→病院や児童相談所などにも普及。
(3)作業検査法。
●被検者に一定の作業課題を一定時間課し、その作業量の推移に着目して、パーソナリティを測定・診断する方法・個人だけで無く集団実施も可能。
※内田クレペリン検査・ドイツのクレペリンが考案した「連続加算」から内田勇三郎が独自に発展・標準化・精神作業の実験心理学的研究・5つの因子(意思緊張(集中持続)、興奮、慣れ、練習効果、疲労)が互いに働きあい、被検者の精神状態に応じて作業量が独特の曲線を示すという考え・仕事の処理能力、積極性、意欲、行動ぶりなど、意思的な能力の計画傾向を測定。
※職業適性検査・職業(仕事)に必要とされる能力を測定・「一般職業適性検査」「特殊職業適性検査」・アメリカ労働省の「一般職業適正検査」・日本でも厚生労働省編一般職業適性検査(1952年初版、ほぼ10年ごとに改訂)・9つの適正能力を測定(知的能力、言語能力、数理能力、書記的知覚、空間判断力、形態知覚、運動供応、指先の器用さ、手腕の器用さ)。
(4)観察法によるアセスメント。
●表情、態度、行動様式などを観察、心理診断に必要な情報を得る。
●カウンセラーとクライエントが出会った瞬間〜視界から去った時が終了。
●直接出会う前に、本人から行動様子を聞いたり、周りの人から状態を聞き理解を深めていく。
●観察手法:日誌法、事象見本法、評定尺度法、時間見本法など。
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・一般的な心理テストの分類
※能力検査(知能検査、発達検査、適性検査、学力検査、その他)
※性格(人格)検査((1)質問紙法、(2)投影法、(3)作業検査法)
※産業カウンセラーとして習得するものは、教育訓練用と性格(人格)検査。
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(1)質問紙法(チェックリスト法)→答えを○×で記入。
1.YG/矢田部・ギルフォード(YーG)性格検査。
・アメリカのギルフォードらが考案した人格目録から矢田部達郎らが標準化。
・日常的に見られる12のパーソナリティ特性を測定。
・簡便で信頼性が高い→臨床、教育、産業といったさまざまな場面で活用。
・検査結果のプロフィールによって判定。及びそれらの準型、混合型に判定。
 A型(平均型):尺度に偏りが無く目立った特徴がない。
 B型(不安定積極型):バランスを書いた性格で、反社会的行動に出やすい。
 C型(安定消極型):安定しているが消極的。
 D型(安定積極型):情緒安定、活動的、外交的。
 E型(不安定消極型):内向的で過敏、無気力になりやすい。
・情緒性の適応性因子群(CからCoまでの6尺度)、広義の向性(内向−外向)の因子群。

2.CMI(コーネルメディカル・インデックス)→「はい」か「いいえ」の二者択一。
・コーネル大学のブロードマンらによって考案。
・被検者の心身にわたる自覚症状の効率的な調査を目的とした健康調査票。
・身体的自覚症状と精神的自覚症状の質問項目からなる。
・職場や学校などで精神保健管理に利用。
・適応可能対象者は14歳以上で内容が容易。

3.VPI(職業興味検査)。
・アメリカの職業心理学者ホランドが開発。
・日本版は労働政策研究・研修機構によって発行。
・160の具体的な職業(名)を提示し、それぞれの職業に対する興味・関心の有無を回答。
・6つの「興味領域尺度」と、5つの心理的傾向(傾向尺度)を測定。
・職業ガイダンスや就職セミナーで、指導・教示のもと集団実施も可能。

4.GHQ(The General Health Questionnaire)(精神健康調査票)。
・日本版GHQ精神健康調査票(28項目版、30項目版の短縮版)。
・テスト内容は、精神的健康度の指標に、身体症状、不安と不眠、社会的活動障害、うつ状態に関する因子に対応する質問項目で構成。
・質問項目は読上げて答えてもらう簡便・容易さがある。
・企業・学校・医療機関などで利用。

5.SDS(うつ性自己評価尺度)。
・日本では、精神保健のためのスクーリングテストなどで利用。
・20の質問項目は、憂うつ、不眠、食欲や将来の希望の有無、充実感などがある。

6.EPPS(性格検査)。
・マレーの欲求−圧力理論に基づいて、アメリカのエドワーズが作成。
・マレーの欲求表に基づいて想定された15の特性の強さの程度を測定。
(達成、秩序、顕示、自律、親和、他社認知、救護、支配、無罰、養護など)。
・検査結果は、パーセンタイルでプロフィール化され、欲求全体からの相対性が分かる。

7.MMPI(ミネソタ多面人格目録)
・日本では、MMPI新日本版。
・ミネソタ大学で開発された心理診断的機能を持つ人格目録。
・550の質問項目。
・妥当性尺度(4尺度):受験態度チェックが目的、と臨床尺度(10尺度):パーソナリティ特徴を査定)。

8.エコグラム。
・交流分析に基づいて、デュセイが開発(日本では:東大式エコグラムTEG)。
・5つの自我状態に対応した5尺度の強弱を棒グラフや折れ線グラフで表示。
・自分自身に気づき、対人関係の歪みを知り、修正する手がかりを把握。
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(2)投影法(プロジェクティブ・テスト(テクニック)、投映法)。
・漠然とした刺激を提示して自由に反応や答えを促し、その反応からパーソナリティや内的葛藤などを分析、把握する。
・判定は、かなり専門的な知識と技術を必要とする。
※SCT(文章完成法テスト)。
・未完成の文章を刺激材料として提示し、自由に連想したことを記入して文章を完成させ、そこから特性を知る心理検査。
「私を不安にするのは」「もし私の父が」「私の職場では」など。
・現在の問題や将来の目標に触れる刺激文で、心的、環境的状況を幅広く把握する意図がある。
・言語使用のため、文章を完成できる能力のあるものにしか使用できない。
・パーソナリティや願望、葛藤、環境、対人関係などを具体的に把握できる。
※PFスタディ(絵画−欲求不満検査)。
・ローゼンツヴァイクが開発。
・欲求不満に対する反応からパーソナリティを類型的に把握。
・24の軽い欲求不満場面の絵を見て言葉を書き込み、その反応で人格の傾向を明らかにする。
※TAT(絵画・主題統覚検査)。
・アメリカのマレーとモーガンが開発。
・ある場面・情景を描いた絵に対して作られる空想的な物語の内容から人格の特徴を明確化。
・作られた物語の主人公に同一視する被検査者の欲求や感情、コンプレックスや葛藤を明確化する。
・児童版:CAT−H(幼児・児童絵画統覚検査 主に7〜10歳)。
・高年版:SAT(高年者絵画統覚検査 65歳以上)。
※ロールシャッハ・テスト。
・スイスの精神科医ロールシャッハが創案。
・左右対称の模様(インクのシミ)が何に見えるかと言う連想から、パーソナリティを分析把握する検査。
・10枚の図版(5枚は無色彩、5枚は有色彩)。
※バウムテスト(空間図式)。
・スイスのコッホが考案。
・画用紙に樹木を書かせる性格検査。
・実施法が簡単→病院や児童相談所などにも普及。
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(3)作業検査法。
・被検者に一定の作業課題を一定時間課し、その作業量の推移に着目して、パーソナリティを測定・診断する方法。
・個人だけで無く集団実施も可能。
※内田クレペリン検査。
・ドイツのクレペリンが考案した「連続加算」にヒントを得て内田勇三郎が独自に発展・標準化。
・精神作業の実験心理学的研究のためのもの。
・5つの因子(意思緊張(集中持続)、興奮、慣れ、練習効果、疲労)が互いに働きあい、被検者の精神状態に応じて作業量が独特の曲線を示すという考え。
・仕事の処理能力、積極性、意欲、行動ぶりなど、意思的な能力を中心とした計画傾向を測定。
※職業適性検査。
・職業(仕事)に必要とされる能力を測定する検査。
・「一般職業適性検査」「特殊職業適性検査」がある。
・現在、最も整備されているもの:アメリカ労働省の「一般職業適正検査」。
・日本でも厚生労働省編一般職業適性検査(1952年初版、ほぼ10年ごとに改訂)。
・9つの適正能力を測定(知的能力、言語能力、数理能力、書記的知覚、空間判断力、形態知覚、運動供応、指先の器用さ、手腕の器用さ)。
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(4)観察法によるアセスメント。
・表情、態度、行動様式などを観察し、心理診断に必要な情報を得る。
・カウンセラーとクライエントが出会った瞬間から始まり、視界から去った時が終了。
・直接出会う前に、本人から行動様子を聞いたり、周りの人から状態を聞き理解を深めていく。
・観察手法:日誌法、事象見本法、評定尺度法、時間見本法など。
| れいこ | 09. 心理テストの利用 | 11:42 | - | - |
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